Commit c414eb3e by Carsten Brandt

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ウィジェット ウィジェット
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* **翻訳未着手** [jQuery UI ウィジェット](widget-jui.md) * [jQuery UI ウィジェット](widget-jui.md)
ヘルパ ヘルパ
......
...@@ -53,6 +53,10 @@ echo Yii::$app->formatter->asDate('2014-01-01'); // 出力: 2014/01/01 ...@@ -53,6 +53,10 @@ echo Yii::$app->formatter->asDate('2014-01-01'); // 出力: 2014/01/01
> Note|注意: フォーマットの仕方は、PHP とともにコンパイルされた ICU ライブラリのバージョンの違いによって異なる可能性がありますし、[PHP intl 拡張](http://php.net/manual/ja/book.intl.php) がインストールされているか否かという事実によっても異なってきます。 > Note|注意: フォーマットの仕方は、PHP とともにコンパイルされた ICU ライブラリのバージョンの違いによって異なる可能性がありますし、[PHP intl 拡張](http://php.net/manual/ja/book.intl.php) がインストールされているか否かという事実によっても異なってきます。
> 従って、あなたのウェブサイトが全ての環境で同じ出力を表示することを保証するために、全ての環境に PHP intl 拡張をインストールして、ICU ライブラリのバージョンが同じであることを確認する事を推奨します。 > 従って、あなたのウェブサイトが全ての環境で同じ出力を表示することを保証するために、全ての環境に PHP intl 拡張をインストールして、ICU ライブラリのバージョンが同じであることを確認する事を推奨します。
> [PHP 環境を国際化のために設定する](tutorial-i18n.md#setup-environment) も参照してください。 > [PHP 環境を国際化のために設定する](tutorial-i18n.md#setup-environment) も参照してください。
>
> もう一つ注意してほしいのは、たとえ intl 拡張がインストールされていても、32-bit システムでは、2038 年以降および 1901 年以前の日付・時刻の書式は、ローカライズされた月と日の名前を提供しない PHP の実装にフォールバックする、ということです。
> これは 32-bit システムでは intl が 32-bit の UNIX タイムスタンプを内部的に使用するからです。
> 64-bit のシステムでは、インストールされていれば、全ての場合に intl フォーマッタが使用されます。
フォーマッタを構成する <a name="configuring-format"></a> フォーマッタを構成する <a name="configuring-format"></a>
......
...@@ -190,7 +190,9 @@ Yii 縺ッ莠檎ィョ鬘槭讓ゥ髯蝉サ倅ク弱繝阪繧ク繝」繧呈署萓帙@縺ヲ縺∪縺吶ゅ☆縺ェ ...@@ -190,7 +190,9 @@ Yii 縺ッ莠檎ィョ鬘槭讓ゥ髯蝉サ倅ク弱繝阪繧ク繝」繧呈署萓帙@縺ヲ縺∪縺吶ゅ☆縺ェ
前者は権限付与データを保存するのに PHP スクリプトファイルを使いますが、後者は権限付与データをデータベースに保存します。 前者は権限付与データを保存するのに PHP スクリプトファイルを使いますが、後者は権限付与データをデータベースに保存します。
あなたのアプリケーションが非常に動的なロールと許可の管理を必要とするのでなければ、前者を使うことを考慮するのが良いでしょう。 あなたのアプリケーションが非常に動的なロールと許可の管理を必要とするのでなければ、前者を使うことを考慮するのが良いでしょう。
次のコードは、アプリケーションの構成情報で `authManager` を構成する方法を示すものです。 #### authManager を `PhpManager` で構成する
次のコードは、アプリケーションの構成情報で [[yii\rbac\PhpManager]] クラスを使って `authManager` を構成する方法を示すものです。
```php ```php
return [ return [
...@@ -204,11 +206,42 @@ return [ ...@@ -204,11 +206,42 @@ return [
]; ];
``` ```
`authManager``\Yii::$app->authManager` によってアクセスすることが出来ます。 これで `authManager``\Yii::$app->authManager` によってアクセスすることが出来るようになります。
> Tip|ヒント: デフォルトでは、[[yii\rbac\PhpManager]] は RBAC データを `@app/rbac/` ディレクトリの下のファイルに保存します。 > Tip|ヒント: デフォルトでは、[[yii\rbac\PhpManager]] は RBAC データを `@app/rbac/` ディレクトリの下のファイルに保存します。
権限の階層をオンラインで変更する必要がある場合は、必ず、ウェブサーバのプロセスがこのディレクトリとその中の全てのファイルに対する書き込み権限を有するようにしてください。 権限の階層をオンラインで変更する必要がある場合は、必ず、ウェブサーバのプロセスがこのディレクトリとその中の全てのファイルに対する書き込み権限を有するようにしてください。
#### authManager を `DbManager` で構成する
次のコードは、アプリケーションの構成情報で [[yii\rbac\DbManager]] クラスを使って `authManager` を構成する方法を示すものです。
```php
return [
// ...
'components' => [
'authManager' => [
'class' => 'yii\rbac\DbManager',
],
// ...
],
];
```
`DbManager` は四つのデータベーステーブルを使ってデータを保存します。
- [[yii\rbac\DbManager::$itemTable|itemTable]]: 権限アイテムを保存するためのテーブル。デフォルトは "auth_item"。
- [[yii\rbac\DbManager::$itemChildTable|itemChildTable]]: 権限アイテムの階層を保存するためのテーブル。デフォルトは "auth_item_child"。
- [[yii\rbac\DbManager::$assignmentTable|assignmentTable]]: 権限アイテムの割り当てを保存するためのテーブル。デフォルトは "auth_assignment"。
- [[yii\rbac\DbManager::$ruleTable|ruleTable]]: 規則を保存するためのテーブル。デフォルトは "auth_rule"。
先に進む前にこれらのテーブルをデータベースに作成する必要があります。
そのためには、`@yii/rbac/migrations` に保存されているマイグレーションを使うことが出来ます。
`yii migrate --migrationPath=@yii/rbac/migrations`
これで `authManager``\Yii::$app->authManager` によってアクセスすることが出来るようになります。
### 権限付与データを構築する ### 権限付与データを構築する
......
テンプレートエンジンを使う
==========================
> Note|注意: この節はまだ執筆中です。
デフォルトでは、Yii は PHP をテンプレート言語として使いますが、[Twig](http://twig.sensiolabs.org/)[Smarty](http://www.smarty.net/) などの他のレンダリングエンジンをサポートするように Yii を構成することが出来ます。
`view` コンポーネントがビューのレンダリングに責任を持っています。
このコンポーネントのビヘイビアを構成することによって、カスタムテンプレートエンジンを追加することが出来ます。
```php
[
'components' => [
'view' => [
'class' => 'yii\web\View',
'renderers' => [
'tpl' => [
'class' => 'yii\smarty\ViewRenderer',
//'cachePath' => '@runtime/Smarty/cache',
],
'twig' => [
'class' => 'yii\twig\ViewRenderer',
'cachePath' => '@runtime/Twig/cache',
// twig のオプションの配列
'options' => [
'auto_reload' => true,
],
'globals' => ['html' => '\yii\helpers\Html'],
'uses' => ['yii\bootstrap'],
],
// ...
],
],
],
]
```
上記のコードにおいては、Smarty と Twig の両者がビューファイルによって使用可能なものとして構成されています。
しかし、これらのエクステンションをプロジェクトで使うためには、`composer.json` ファイルも修正して、これらのエクステンションを含める必要があります。
```
"yiisoft/yii2-smarty": "*",
"yiisoft/yii2-twig": "*",
```
上のコードを `composer.json``require` セクションに追加します。
変更をファイルに保存した後、コマンドラインで `composer update --prefer-dist` を実行することによってエクステンションをインストールすることが出来ます。
Twig
----
Twig を使うためには、`.twig` という拡張子を持つファイルにテンプレートを作成しなければなりません
(別のファイル拡張子を使っても構いませんが、それに対応してコンポーネントの構成を変更しなければなりません)。
通常のビューファイルと違って、Twig を使うときは、コントローラで `$this->render()` を呼ぶときに拡張子を含めなければなりません。
```php
return $this->render('renderer.twig', ['username' => 'Alex']);
```
### テンプレートの構文
Twig の基礎を学ぶための最善のリソースは、[twig.sensiolabs.org](http://twig.sensiolabs.org/documentation) にある公式ドキュメントです。
それに追加して、下記に説明する Yii 固有の拡張構文があります。
#### メソッドとファンクションの呼び出し
結果が必要な場合は、次の構文を使ってメソッドや関数を呼び出すことが出来ます。
```
{% set result = my_function({'a' : 'b'}) %}
{% set result = myObject.my_function({'a' : 'b'}) %}
```
結果を変数に代入する代りに echo したい場合は、こうします。
```
{{ my_function({'a' : 'b'}) }}
{{ myObject.my_function({'a' : 'b'}) }}
```
結果を必要としない場合は、`void` ラッパーを使うべきです。
```
{{ void(my_function({'a' : 'b'})) }}
{{ void(myObject.my_function({'a' : 'b'})) }}
```
#### オブジェクトのプロパティを設定する
`set` と呼ばれる特別な関数を使って、オブジェクトのプロパティを設定することが出来ます。
例えば、テンプレート中の下記のコードはページタイトルを変更します。
```
{{ set(this, 'title', 'New title') }}
```
#### 名前空間とクラスをインポートする
追加のクラスと名前空間をテンプレートの中でインポートすることが出来ます。
```
名前空間のインポート:
{{ use('/app/widgets') }}
クラスのインポート:
{{ use('/yii/widgets/ActiveForm') }}
エイリアス化してクラスをインポート:
{{ use({'alias' : '/app/widgets/MyWidget'}) }}
```
#### 他のテンプレートを参照する
`include``extends` 文によるテンプレートの参照には二つの方法があります。
```
{% include "comment.twig" %}
{% extends "post.twig" %}
{% include "@app/views/snippets/avatar.twig" %}
{% extends "@app/views/layouts/2columns.twig" %}
```
最初の場合では、現在のテンプレートのパスからの相対的なパスでビューを探します。
`comment.twig``post.twig` は、現在レンダリングされているテンプレートと同じディレクトリで探されます。
第二の場合では、パスエイリアスを使います。
`@app` のような全ての Yii のエイリアスがデフォルトで利用できます。
#### ウィジェット
このエクステンションは、ウィジェットを簡単に使えるように、ウィジェットの構文を関数呼び出しに変換します。
```
{{ use('yii/bootstrap') }}
{{ nav_bar_begin({
'brandLabel': 'My Company',
}) }}
{{ nav_widget({
'options': {
'class': 'navbar-nav navbar-right',
},
'items': [{
'label': 'Home',
'url': '/site/index',
}]
}) }}
{{ nav_bar_end() }}
```
上記のテンプレートでは、`nav_bar_begin``nav_bar_end` また `nav_widget` は、二つの部分から構成されます。
最初の部分は、小文字とアンダースコアに変換されたウィジェットの名前です。
`NavBar``nav_bar``Nav``nav` に変換されます。
第二の部分の `_begin``_end` および `_widget` は、ウィジェットのメソッド `::begin()``::end()` および `::widget()` と同じものです。
もっと汎用的な `Widget::end()` を実行する `widget_end()` も使うことが出来ます。
#### アセット
アセットは次の方法で登録することが出来ます。
```
{{ use('yii/web/JqueryAsset') }}
{{ register_jquery_asset() }}
```
上記のコードで、`register` は、アセットを扱うことを指定し、`jquery_asset` は、既に `use` でインポート済みの `JqueryAsset` クラスに翻訳されます。
#### フォーム
フォームは次のようにして構築することが出来ます。
```
{{ use('yii/widgets/ActiveForm') }}
{% set form = active_form_begin({
'id' : 'login-form',
'options' : {'class' : 'form-horizontal'},
}) %}
{{ form.field(model, 'username') | raw }}
{{ form.field(model, 'password').passwordInput() | raw }}
<div class="form-group">
<input type="submit" value="ログイン" class="btn btn-primary" />
</div>
{{ active_form_end() }}
```
#### URL
URL を構築するのに使える二つの関数があります。
```php
<a href="{{ path('blog/view', {'alias' : post.alias}) }}">{{ post.title }}</a>
<a href="{{ url('blog/view', {'alias' : post.alias}) }}">{{ post.title }}</a>
```
`path` は相対的な URL を生成し、`url` は絶対的な URL を生成します。
内部的には、両者とも、[[\yii\helpers\Url]] を使っています。
#### 追加の変数
Twig のテンプレート内では、次の変数が常に定義されています。
- `app` - `\Yii::$app` オブジェクト
- `this` - 現在の `View` オブジェクト
### 追加の構成
Yii Twig エクステンションは、あなた自身の構文を定義して、通常のヘルパクラスをテンプレートに導入することを可能にしています。
構成のオプションを見ていきましょう。
#### グローバル
アプリケーション構成の `globals` 変数によって、グローバルなヘルパや変数を追加することが出来ます。
Yii のヘルパとあなた自身の変数を定義することが出来ます。
```php
'globals' => [
'html' => '\yii\helpers\Html',
'name' => 'Carsten',
'GridView' => '\yii\grid\GridView',
],
```
いったん構成してしまえば、テンプレートの中で以下のようにグローバルを使用することが出来ます。
```
Hello, {{name}}! {{ html.a('ログインしてください', 'site/login') | raw }}.
{{ GridView.widget({'dataProvider' : provider}) | raw }}
```
#### 関数
追加の関数を次のようにして定義することが出来ます。
```php
'functions' => [
'rot13' => 'str_rot13',
'truncate' => '\yii\helpers\StringHelper::truncate',
],
```
テンプレートでは、次のようにして使うことが出来ます。
```
`{{ rot13('test') }}`
`{{ truncate(post.text, 100) }}`
```
#### フィルタ
追加のフィルタをアプリケーション構成の `filters` オプションによって追加することが出来ます。
```php
'filters' => [
'jsonEncode' => '\yii\helpers\Json::encode',
],
```
テンプレートの中では、次の構文を使ってフィルタを適用することが出来ます。
```
{{ model|jsonEncode }}
```
Smarty
------
Smarty を使うためには、`.tpl` という拡張子を持つファイルにテンプレートを作成しなければなりません
(別のファイル拡張子を使っても構いませんが、それに対応してコンポーネントの構成を変更しなければなりません)。
通常のビューファイルと違って、Smarty を使うときは、コントローラで `$this->render()` を呼ぶときに拡張子を含めなければなりません。
```php
return $this->render('renderer.tpl', ['username' => 'Alex']);
```
### テンプレートの構文
Smarty のテンプレートの構文を学ぶための最善のリソースは、[www.smarty.net](http://www.smarty.net/docs/ja/) にある公式ドキュメントです。
それに追加して、下記に説明する Yii 固有の拡張構文があります。
#### オブジェクトのプロパティを設定する
`set` と呼ばれる特別な関数を使って、ビューとコントローラの一般的なプロパティを設定することが出来ます。
現在サポートされているプロパティは、`title``theme` および `layout` です。
```
{set title="My Page"}
{set theme="frontend"}
{set layout="main.tpl"}
```
タイトルについては、専用のブロックもあります。
```
{title}My Page{/title}
```
#### メタタグを設定する
メタタグは次のようにして設定することが出来ます。
```
{meta keywords="Yii,PHP,Smarty,framework"}
```
`description` のためには専用のブロックもあります。
```
{description}Smarty エクステンションについて説明するページです{/description}
```
#### オブジェクトのメソッドを呼び出す
場合によっては、オブジェクトのメソッドを呼び出す必要があるでしょう。
#### スタティックなクラスをインポートし、ウィジェットを関数およびブロックとして使用する
追加のスタティックなクラスをテンプレートの中でインポートすることが出来ます。
```
{use class="yii\helpers\Html"}
{Html::mailto('eugenia@example.com')}
```
必要であれば、カスタムエイリアスを設定することも出来ます。
```
{use class="yii\helpers\Html" as="Markup"}
{Markup::mailto('eugenia@example.com')}
```
このエクステンションは、ウィジェットを簡単に使えるように、ウィジェットの構文を関数呼び出しまたはブロックに変換します。
通常のウィジェットについては、次のように関数を使うことが出来ます。
```
{use class='@yii\grid\GridView' type='function'}
{GridView dataProvider=$provider}
```
ActiveForm のように `begin` および `end` メソッドを持つウィジェットについては、ブロックを使うほうが良いでしょう。
```
{use class='yii\widgets\ActiveForm' type='block'}
{ActiveForm assign='form' id='login-form' action='/form-handler' options=['class' => 'form-horizontal']}
{$form->field($model, 'firstName')}
<div class="form-group">
<div class="col-lg-offset-1 col-lg-11">
<input type="submit" value="ログイン" class="btn btn-primary" />
</div>
</div>
{/ActiveForm}
```
特定のウィジェットを多用する場合は、それをアプリケーション構成の中で宣言して、テンプレートから `{use class` の呼び出しを削除するのが良いアイデアです。
```php
'components' => [
'view' => [
// ...
'renderers' => [
'tpl' => [
'class' => 'yii\smarty\ViewRenderer',
'widgets' => [
'blocks' => [
'ActiveForm' => '\yii\widgets\ActiveForm',
],
],
],
],
],
],
```
#### 他のテンプレートを参照する
`include``extends` 文によるテンプレートの参照には、主として二つの方法があります。
```
{include 'comment.tpl'}
{extends 'post.tpl'}
{include '@app/views/snippets/avatar.tpl'}
{extends '@app/views/layouts/2columns.tpl'}
```
最初の場合では、現在のテンプレートのパスからの相対的なパスでビューを探します。
`comment.tpl``post.tpl` は、現在レンダリングされているテンプレートと同じディレクトリで探されます。
第二の場合では、パスエイリアスを使います。
`@app` のような全ての Yii のエイリアスがデフォルトで利用できます。
#### CSS、JavaScript およびアセットバンドル
JavaScript と CSS のファイルを登録するためには、次の構文を使うことが出来ます。
```
{registerJsFile url='http://maps.google.com/maps/api/js?sensor=false' position='POS_END'}
{registerCssFile url='@assets/css/normalizer.css'}
```
JavaScript と CSS をテンプレートに直接書きたい場合は、便利なブロックがあります。
```
{registerJs key='show' position='POS_LOAD'}
$("span.show").replaceWith('<div class="show">');
{/registerJs}
{registerCss}
div.header {
background-color: #3366bd;
color: white;
}
{/registerCss}
```
アセットバンドルは次のようにして登録することが出来ます。
```
{use class="yii\web\JqueryAsset"}
{JqueryAsset::register($this)|void}
```
ここではメソッド呼び出しの結果が必要ないので `void` 修飾子を使っています。
#### URL
URL を構築するのに使える二つの関数があります。
```php
<a href="{path route='blog/view' alias=$post.alias}">{$post.title}</a>
<a href="{url route='blog/view' alias=$post.alias}">{$post.title}</a>
```
`path` は相対的な URL を生成し、`url` は絶対的な URL を生成します。
内部的には、両者とも、[[\yii\helpers\Url]] を使っています。
#### 追加の変数
Smarty のテンプレート内では、次の変数が常に定義されています。
- `app` - `\Yii::$app` オブジェクト
- `this` - 現在の `View` オブジェクト
#### 構成情報のパラメータにアクセスする
アプリケーションにおいて `Yii::$app->params->something` によって取得できるパラメータは、次のようにして使用することが出来ます。
```
`{#something#}`
```
サードパーティのコードを扱う
============================
時々、Yii アプリケーションの中でサードパーティのコードを使用する必要がある場合があります。
あるいは、サードパーティのシステムの中で Yii をライブラリとして使用したいこともあるでしょう。
この節では、こういう目的をどうやって達成するかを説明します。
Yii の中でサードパーティのライブラリを使う <a name="using-libs-in-yii"></a>
------------------------------------------
Yii アプリケーションの中でサードパーティのライブラリを使うために主として必要なことは、そのライブラリの中のクラスが適切にインクルードされること、または、オートロード可能な状態にあることを保証することです。
### Composer パッケージを使う <a name="using-composer-packages"></a>
多くのサードパーティライブラリは [Composer](https://getcomposer.org/) パッケージの形式でリリースされています。
そのようなライブラリは、次の二つの簡単なステップを踏むことによって、インストールすることが出来ます。
1. アプリケーションの `composer.json` ファイルを修正して、どの Composer パッケージをインストールしたいかを指定する。
2. `composer install` を実行して、指定したパッケージをインストールする。
インストールされた Composer パッケージ内のクラスは、Composer のオートローダを使ってオートロードすることが出来ます。
アプリケーションの [エントリスクリプト](structure-entry-scripts.md) に、Composer のオートローダをインストールするための下記の行があることを確認してください。
```php
// Composer のオートローダをインストール
require(__DIR__ . '/../vendor/autoload.php');
// Yii クラスファイルをインクルード
require(__DIR__ . '/../vendor/yiisoft/yii2/Yii.php');
```
### ダウンロードしたライブラリを使う <a name="using-downloaded-libs"></a>
ライブラリが Composer パッケージとしてリリースされていない場合は、そのライブラリのインストールの指示に従ってインストールしなければなりません。
たいていの場合は、リリースファイルを手動でダウンロードし、`BasePath/vendor` ディレクトリの下に解凍する必要があります。
ここで `BasePath` は、アプリケーションの [base path](structure-applications.md#basePath) を表すものです。
ライブラリがそれ自身のオートローダを持っている場合は、それをアプリケーションの [エントリスクリプト](structure-entry-scripts.md) でインストールすることが出来ます。
複数のオートローダクラスの中で Yii のクラスオートローダが優先されるように、ライブラリのオートローダは `Yii.php` ファイルをインクルードする前にインストールすることを推奨します。
ライブラリがクラスオートローダを提供していない場合でも、クラスの命名規約が [PSR-4](http://www.php-fig.org/psr/psr-4/) に従っている場合は、ライブラリのクラスをオートロードするのに Yii のクラスオートローダを使うことが出来ます。
必要なことは、ライブラリのクラスによって使われている全てのルート名前空間に対して [ルートエイリアス](concept-aliases.md#defining-aliases) を宣言することだけです。
例えば、ライブラリを `vendor/foo/bar` ディレクトリの下にインストールしたとしましょう。
そしてライブラリのクラスは `xyz` ルート名前空間の下にあるとします。
この場合、アプリケーションの構成情報において、次のコードを含めれば良いのです。
```php
[
'aliases' => [
'@xyz' => '@vendor/foo/bar',
],
]
```
上記のどちらにも当てはまらない場合、おそらくそのライブラリは、クラスファイルを探して適切にインクルードするために、PHP の include path 設定に依存しているのでしょう。
この場合は、PHP include path の設定に関するライブラリの指示に従うしかありません。
最悪の場合として、ライブラリが全てのクラスファイルを明示的にインクルードすることを要求している場合は、次の方法を使ってクラスを必要に応じてインクルードすることが出来るようになります。
* ライブラリに含まれるクラスを特定する。
* アプリケーションの [エントリスクリプト](structure-entry-scripts.md) において、クラスと対応するファイルパスを `Yii::$classMap` としてリストアップする。
例えば、
```php
Yii::$classMap['Class1'] = 'path/to/Class1.php';
Yii::$classMap['Class2'] = 'path/to/Class2.php';
```
サードパーティのシステムで Yii を使う <a name="using-yii-in-others"></a>
-------------------------------------
Yii は数多くの優れた機能を提供していますので、サードパーティのシステム (例えば、WordPress、Joomla、または、他の PHP フレームワークを使って開発されるアプリケーション) を開発したり機能拡張したりするのをサポートするために Yii の機能のいくつかを使用したいことがあるでしょう。
例えば、[[yii\helpers\ArrayHelper]] クラスや [アクティブレコード](db-active-record.md) をサードパーティのシステムで使いたいことがあるでしょう。
この目的を達するためには、主として、二つのステップを踏む必要があります。
すなわち、Yii のインストールと、Yii のブートストラップです。
サードパーティのシステムが Composer を使って依存を管理している場合は、単に下記のコマンドを実行すれば Yii をインストールすることが出来ます。
composer global require "fxp/composer-asset-plugin:1.0.0-beta4"
composer require "yiisoft/yii2:*"
composer install
最初のコマンドは [composer アセットプラグイン](https://github.com/francoispluchino/composer-asset-plugin/) をインストールします。
これは、Composer によって bower と npm の依存パッケージを管理できるようにするものです。
このことは、データベースなど、アセットに関係しない Yii の機能を使いたいだけの場合でも、Yii の Composer パッケージをインストールするために必要とされます。
Composer に関する更なる情報や、インストールの過程で出現しうる問題に対する解決方法については、一般的な [Composer によるインストール](start-installation.md#installing-via-composer) の節を参照してください。
そうでない場合は、Yii のリリースを [ダウンロード](http://www.yiiframework.com/download/) して、`BasePath/vendor` ディレクトリに解凍してください。
次に、サードパーティのシステムのエントリスクリプトを修正します。
次のコードをエントリスクリプトの先頭に追加してください。
```php
require(__DIR__ . '/../vendor/yiisoft/yii2/Yii.php');
$yiiConfig = require(__DIR__ . '/../config/yii/web.php');
new yii\web\Application($yiiConfig); // ここで run() を呼ばない
```
ごらんのように、上記のコードは典型的な Yii アプリケーションの [エントリスクリプト](structure-entry-scripts.md) と非常に良く似ています。
唯一の違いは、アプリケーションのインスタンスが作成された後に `run()` メソッドが呼ばれない、という点です。
`run()` を呼ぶと Yii がリクエスト処理のワークフローを制御するようになりますが、この場合はリクエストを処理する別のアプリケーションが既に存在していますので、これは必要ではないからです。
Yii アプリケーションでの場合と同じように、サードパーティシステムが走っている環境に基づいて Yii のアプリケーションインスタンスを構成する必要があります。
例えば、[アクティブレコード](db-active-record.md) の機能を使うためには、サードパーティシステムによって使用されている DB 接続の設定を使って `db` [アプリケーションコンポーネント](structure-application-components.md) を構成しなければなりません。
これで、Yii によって提供されているほとんどの機能を使うことが出来ます。
例えば、アクティブレコードクラスを作成して、それを使ってデータベースを扱うことが出来ます。
Yii 2 を Yii 1 とともに使う <a name="using-both-yii2-yii1"></a>
---------------------------
あなたが Yii 1 を前から使っている場合は、たぶん、稼働中の Yii 1 アプリケーションを持っているでしょう。
アプリケーション全体を Yii 2 で書き直す代りに、Yii 2 でのみ利用できる機能を使ってアプリケーションを機能拡張したいこともあるでしょう。
このことは、以下に述べるようにして、実現できます。
> Note|注意: Yii 2 は PHP 5.4 以上を必要とします。
> あなたのサーバと既存のアプリケーションが PHP 5.4 以上をサポートしていることを確認しなければなりません。
最初に、[直前の項](#using-yii-in-others) で述べられている指示に従って、Yii 2 を既存のアプリケーションにインストールします。
次に、アプリケーションのエントリスクリプトを以下のように修正します。
```php
// カスタマイズされた Yii クラスをインクルード (下記で説明)
require(__DIR__ . '/../components/Yii.php');
// Yii 2 アプリケーションの構成
$yii2Config = require(__DIR__ . '/../config/yii2/web.php');
new yii\web\Application($yii2Config); // ここで run() を呼ばない
// Yii 1 アプリケーションの構成
$yii1Config = require(__DIR__ . '/../config/yii1/main.php');
Yii::createWebApplication($yii1Config)->run();
```
Yii 1 と Yii 2 の両者が `Yii` クラスを持っているため、二つを結合するカスタムバージョンを作成する必要があります。
上記のコードでカスタマイズされた `Yii` クラスファイルをインクルードしていますが、これは下記のようにして作成することが出来ます。
```php
$yii2path = '/path/to/yii2';
require($yii2path . '/BaseYii.php'); // Yii 2.x
$yii1path = '/path/to/yii1';
require($yii1path . '/YiiBase.php'); // Yii 1.x
class Yii extends \yii\BaseYii
{
// YiiBase (1.x) のコードをここにコピー・ペースト
}
Yii::$classMap = include($yii2path . '/classes.php');
// Yii2 オートローダを Yii1 によって登録
Yii::registerAutoloader(['Yii', 'autoload']);
// 依存注入コンテナを作成
Yii::$container = new yii\di\Container;
```
以上です。
これで、あなたのコードのどの部分においても、`Yii::$app` を使って Yii 2 アプリケーションインスタンスにアクセスすることが出来、`Yii::app()` によって Yii 1 アプリケーションインスタンスを取得することが出来ます。
```php
echo get_class(Yii::app()); // 'CWebApplication' を出力
echo get_class(Yii::$app); // 'yii\web\Application' を出力
```
Bootstrap ウィジェット
======================
> Note|注意: この節はまだ執筆中です。
Yii は、追加設定なしで、マークアップとコンポーネントのフレームワーク [Bootstrap 3](http://getbootstrap.com/) ("Twitter Bootstrap" としても知られています) をサポートしています。
Bootstrap は優れた、レスポンシブなフレームワークであり、クライアント側の開発プロセスを大いにスピードアップすることが出来るものです。
Bootstrap のコアは二つの部分によって表されます。
- CSS の基礎。例えば、グリッドのレイアウトシステム、タイポグラフィ、ヘルパクラス、レスポンシブユーティリティなど。
- そのまま使えるコンポーネント。フォーム、メニュー、ページネーション、モーダルボックス、タブなど。
基礎
----
Yii は bootstrap の基礎を PHP コードでラップすることをしていません。
なぜなら、この場合の HTML コードがそれ自体として非常にシンプルだからです。
bootstrap の基礎を使用することに関する詳細は、[bootstrap ドキュメントウェブサイト](http://getbootstrap.com/css/) で見ることが出来ます。
それでも、Yii はあなたのページに bootstrap のアセットをインクルードするための便利な方法を提供しています。
`@app/assets` ディレクトリに配置されている `AppAsset.php` に一行を加えるだけで大丈夫です。
```php
public $depends = [
'yii\web\YiiAsset',
'yii\bootstrap\BootstrapAsset', // この行です
];
```
Yii のアセットマネージャによって bootstrap を使うと、bootstrap のリソースを最小化したり、必要な場合にはあなた自身のリソースと結合したりすることが出来ます。
Yii ウィジェット
----------------
複雑な bootstrap コンポーネントのほとんどは Yii ウィジェットでラップされて、より堅牢な構文を与えられ、フレームワークの諸機能と統合されています。
全てのウィジェットは `\yii\bootstrap` 名前空間に属します。
- [[yii\bootstrap\ActiveForm|ActiveForm]]
- [[yii\bootstrap\Alert|Alert]]
- [[yii\bootstrap\Button|Button]]
- [[yii\bootstrap\ButtonDropdown|ButtonDropdown]]
- [[yii\bootstrap\ButtonGroup|ButtonGroup]]
- [[yii\bootstrap\Carousel|Carousel]]
- [[yii\bootstrap\Collapse|Collapse]]
- [[yii\bootstrap\Dropdown|Dropdown]]
- [[yii\bootstrap\Modal|Modal]]
- [[yii\bootstrap\Nav|Nav]]
- [[yii\bootstrap\NavBar|NavBar]]
- [[yii\bootstrap\Progress|Progress]]
- [[yii\bootstrap\Tabs|Tabs]]
Bootstrap の .less ファイルを直接に使用する
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あなたが [Bootstrap CSS をあなたの less ファイルに直接含める](http://getbootstrap.com/getting-started/#customizing) ことを望む場合は、オリジナルの CSS ファイルがロードされないように無効化する必要があるでしょう。
[[yii\bootstrap\BootstrapAsset|BootstrapAsset]] の `css` プロパティを空に設定することによって、そうすることが出来ます。
そのためには、`assetManager` [アプリケーションコンポーネント](structure-application-components.md) を以下のように構成します。
```php
'assetManager' => [
'bundles' => [
'yii\bootstrap\BootstrapAsset' => [
'css' => [],
]
]
]
```
jQuery UI ウィジェット
======================
> Note|注意: この節はまだ執筆中です。
Yii は公式エクステンションによって [jQuery UI](http://api.jqueryui.com/) ライブラリをサポートしています。
jQuery UI は、jQuery JavaScript ライブラリの上に構築された、一連のユーザインタフェイスインタラクション、イフェクト、ウィジェットおよびテーマです。
インストール
------------
このエクステンションの推奨されるインストール方法は、[composer](http://getcomposer.org/download/) を使う方法です。
下記を実行します。
```
php composer.phar require --prefer-dist yiisoft/yii2-jui "*"
```
または、`composer.json` ファイルの `require` セクションに下記を追加します。
```
"yiisoft/yii2-jui": "*"
```
Yii ウィジェット
----------------
複雑な jQuery UI コンポーネントのほとんどは Yii ウィジェットでラップされて、より堅牢な構文を与えられ、フレームワークの諸機能と統合されています。
全てのウィジェットは `\yii\jui` 名前空間に属します。
- [[yii\jui\Accordion|Accordion]]
- [[yii\jui\AutoComplete|AutoComplete]]
- [[yii\jui\DatePicker|DatePicker]]
- [[yii\jui\Dialog|Dialog]]
- [[yii\jui\Draggable|Draggable]]
- [[yii\jui\Droppable|Droppable]]
- [[yii\jui\Menu|Menu]]
- [[yii\jui\ProgressBar|ProgressBar]]
- [[yii\jui\Resizable|Resizable]]
- [[yii\jui\Selectable|Selectable]]
- [[yii\jui\Slider|Slider]]
- [[yii\jui\SliderInput|SliderInput]]
- [[yii\jui\Sortable|Sortable]]
- [[yii\jui\Spinner|Spinner]]
- [[yii\jui\Tabs|Tabs]]
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